無撚糸タオル

毛先をほぐしたタオルで、通常のタオルと比較してフワフワの触感が特長の無撚糸タオル。肌触りがとても柔らかく、ウールのような高級感があるため贈答用に向いているタオルにおすすめです。

通常のタオルは、木綿などの繊維をねじり合わせた糸によって織られています。一方、無撚糸(むねんし)タオルは、織ったあとに特殊な方法を用いて糸のよりを戻しているのが特徴です。毛先をほぐしたタオルといえばイメージしやすいかもしれません。

無撚糸タオルの特徴は「肌触りがとても柔らかい」という点です。通常のタオルと比べて繊維が滑らかで、フワフワの触感に仕上がっています。肌への負担が少ないことから、ベビー用のタオルとして人気です。また、無撚糸にはウールのような高級感があるため、ブランドタオルでも採用されています。

ただし、無撚糸タオルの弱点として「繊維のつながりが弱い」という点が挙げられます。元々、丈夫にするために繊維をねじり合わせて糸状にしているのであって、それを元に戻しているのですから耐久性は下がってしまいます。柔らかく伸縮性に富んでいるものの、通常のタオルと比べて毛羽落ちが多いので、慎重に取り扱う必要があります。

無撚糸タオルは毛先が非常に細かいので、プリントには不向きです。名入れタオルを制作する場合は刺繍、または無地タオルをラッピングなどでデコレーションするのがおすすめです。出産祝いとして、赤ちゃんの名前を入れたオリジナルタオルを贈ってみてはいかがでしょうか?

無撚糸タオルの特長

  • 生地構成図
  • 通常の糸は、
    矢印の方向に
    撚られている
  • 糸の撚りと逆に
    ビニロン糸を
    巻き付けながら
    撚りを戻していく
  • 糸の撚りを
    1/10以下まで
    撚りを戻す
  • ビニロン糸を
    洗いにかけ
    溶かすと無撚糸
    だけが残る
  • 無撚糸を使ってパイルを作っているので
    繊維間に空気をたくさん含み
    ふわふわのタオルが出来上がる
デザインの再現性・シャープさ
一枚あたりの単価
耐久性
吸水性・実用性