オリジナルタオルコラム

顔料インクについて

綿製のタオル生地へプリントする場合、「シルクスクリーンプリント」「インクジェットプリント」などのプリント方法がございますが、使用するインクは大きく分けて『顔料インク』と『染料インク』に分けることが出来ます。今回は、『顔料インク』についてご説明させていただきます。

顔料インクのみでは繊維に固着せず、仮にプリントをしても洗濯によって簡単にタオル生地よりインクが脱落してしまいます。そのため、バインダーと呼ばれる糊成分を使用してタオル表面に固着させます。

工程としまして、バインダーにタオルデザインのプリント色にする顔料インクを1色から数色を投入・混合し目的の色を作製します。この時、測色機の色彩計により自動的に使用インクを算出計量する「コンピューター・カラーマッチングシステム(CCM)」を利用する方法と、実際に人間の目で目的色を調色する従来の方法がございます。CCMの場合、大掛かりな設備が必要になるため、タオル業界では主に人的な調色が一般的です。

顔料インクを使用してのプリント後は、乾燥工程を経て仕上がりとなります。

 

【顔料インク使用時のメリット】

・プリントの後、乾燥のみの作業のため短納期の対応が可能です。

・コスト的に染料プリントと比較するとお安くなります。

 

【顔料インク使用時のデメリッ】

・黒色の発色が弱い。 (墨のような若干白っぽい黒色に見える)

・染料プリントに比べると色落ちの懸念が大きい。

 

タオルショップ・ジェイピーでは様々なプリント方法にて対応させていただきます。