タオルの用途 ≪マフラータオル≫
マフラータオルと呼ばれるタオル。サイズが20~21㎝×110~120㎝程度のタオルを総称してこのような呼び名で扱われますがタオル業界の中では非常に歴史の浅い商品です。
マフラーの起源はイングランドなど欧州のサッカーリーグで各チームの家紋などのデザインを配してウールやアクリル製の編み物で作られ、防寒用品として使われていたようです。もちろんチームで統一の色、デザインでの応援グッズとしても使われたと思われます。
これをタオル生地で作った物がタオルマフラーだと言われています。先日のワールドカップの人気ぶりを見てもわかるように1993年にJリーグが10チームでスタートして以後のサッカー人気の勢いは衰えません。サッカーがメジャーなスポーツイベントになってタオルマフラーで応援するファンも非常に増えたようです。近年ではプロ野球中継でも選手の名前や写真がプリントされたタオルが多く映されますが、一昔前にはテレビ画面にタオルがアップで映るような事は無かったと思います。もっと言えば、最近ではフィギアスケートや女子プロゴルフなどの中継でもファンの方が選手の似顔絵や名前をプリントしたタオルを見せて応援したり、さらには個人のサークルやクラブ単位でオリジナルタオル作ったりと様々な応援場面でこのようなタオルを見かけるようになりました。また、芸能や音楽関係での利用も非常に多くなりました。コンサート会場に出向くとオリジナルなタオルを持っている人が非常に多いです。有名アーティスト、インディーズ等も含めて、タオルをマフラーのように肩に巻いたり振り回したりしてリズムにあわせて踊ったり歌ったりしています。このように本当に様々なシーンでタオルを見るようになりました。
このような応援するためのタオルを入浴や洗顔では使わないと思います。そういう意味でタオルの利用方法という観点からすると、本来の入浴や洗顔で使用するタオルを「実用タオル」、このような応援などに利用するタオルを「応援タオル」という分け方が出来るように思います。
そんなオリジナルなデザインで応援タオルを作りたい人には染料を使ったプリントで全面にデザインをするのがおススメです。シャーリング加工されたタオルの表面に細い線まで綺麗に表現できて、風合いも柔らかで作っている当事者としてもその見栄え、出来栄えには感心します。しかし予算や製作納期など、色々な事情が有ると思いますので、そんな時に是非ご相談ください。染料プリント以外にも先に染めた色糸を使って織柄で表現するジャガード織りタオルや顔料を使ったプリント、インクジェットプリンターを使って小枚数からフルカラーに対応できる染料プリント、顔料プリント、さらには転写プリント等々。オリジナルでタオルを作ってみたいと思った時はいつでもご相談下さい。
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