オリジナルタオルコラム

オリジナルタオルの『シルクスクリーンプリント』とは、どんなプリント方法?

一般的なプリント方法として、紗(しゃ)を使った「シルクスクリーンプリント」があります。細かな網の上からインクを落とすと網の目を通ってインクがこぼれ落ちますが、こぼれ落ちてはダメな部分をフィルム状にマスキング(目隠し)を行い、その状態で下にタオルを敷いて網の上からインクを落とすとマスキングされていない部分から通り抜けたインクが下に敷いたタオルへ必要な部分だけデザインとして柄が出現する仕組みとなります。具体的にはインクを落とすわけではなく、ゴム製のヘラにてインクを刷り込むように網目を通す作業となります。
使用する色数にもよりますが、100枚や200枚のタオルを作成する場合、6色や7色をシルクスクリーンプリントにてプリントしますと型代の占める割合が増え割高感が否めません。
メリットとしまして、プリント型を一度使用しますと同デザインのリピート製作の場合は新たな型代の必要がないため、総額ではお安いタオルの製作が可能です。
また、シルクスクリーンプリントのメリットとしまして各色ごとに「特色」での指定が可能なため、ご希望のプリント色により近い色にて再現が可能です。
単色でのグラデーションにも対応可能ですが、ドットの大きさや密度により濃淡を調整するため、時としてドットが顕著に見えたり綺麗なグラデーションが再現出来ない場合がございます。
製版作業を要することから通常は3~4週間の納期が掛かります。
最近では「ダイレクトプリント」が主流となってきましたが、紙媒体への印刷に使用される「オフセット印刷」のように「CMYK」の4版を使用してフルカラープリントに対応する場合もございます。